私たちの取り組み
いざというときに自分と周りの人の命を守るため行動を身に付けるため、富士市の消防署にご協力いただき、防災勉強会を行いました!~外国人の皆さんと一緒に~
富士山メソッドプロジェクトでは、定期的にレクリエーションを実施しています。
レクリエーションは、働く外国人の皆さんが楽しみながら日本・富士市の文化を知り、地域の皆様と交流することができるようなオリジナルのプログラムを企画しています。
今月のレクリエーションは、総勢24名が参加し、富士南まちづくりセンターにて防災勉強会とカルタ選手権を行いました。
サポートスタッフの塩川より、当日の様子を報告させていただきます。

今回のレクリエーションを行うことになった経緯
今回のレクリエーションは、日頃より弊社の活動にご協力いただいている米山先生からのご提案がきっかけとなりました。
米山先生からは、「外国人の皆さんは、日本で発生する地震や台風、津波などといった災害に対する防災について、勉強する機会も必要ではないか」というご意見を頂きました。
そこで今回は、レクリエーションで防災勉強会を企画し、勉強会を通じて防災に関する知識や関心を高める機会にいたしました。
当日の様子
はじめの会
はじめの会では、新しく富士山メソッドプロジェクトの仲間に加わったメガワティさん(インドネシア/女性)、ススワティさん(インドネシア/女性)に自己紹介をして頂きました。
お二人とも元気に自己紹介をしてくださり、会場からは温かい拍手が送られました。少し緊張しながらも笑顔で自己紹介をする姿が印象的でした。

防災勉強会
防災勉強会では、自分の命を守ることと、周りの人の命を守ることに分けて勉強しました。
自分の命を守ることについては、まずはじめに「災害」と「防災」という二つの言葉の説明をしました。
まず災害とは地震や津波などのこと、防災とはそのような地震や津波から自分と周りの人の命を守ることで、今回は自分と周りの人の命の守り方について勉強することをお伝えしました。
その後は「地震が起きた際は揺れ収まるまで机の下に隠れ、収まってから逃げる」や「津波が起きた際は警報が鳴ったら高台など海から離れた高い場所に逃げる」など実際に災害が起きた際にとるべき正しい行動について説明をしました。
その後は実際にスマートフォンで使い、自分自身が住んでいる場所から一番近い避難場所の確認を行いました。
最後に母国ではどのような防災対策を行っているのかについて話し合いを行いました。 話し合いの中で、「ミャンマーでは緊急時用のバッグは準備されているが、実際に使用した経験はない」「インドネシアやスリランカでは、災害時の対応についてあまり知識がなかった」といった意見が上がり、国ごとの防災意識の違いや日本での防災について考える良い機会となりました。

周りの人の命を守ることについては、富士市消防本部 西消防署南分署の皆様にご協力いただき、AED使用体験を行いました。
はじめに消防署の方によるデモンストレーションを行い、その後、グループに分かれて、「負傷者への呼びかけ」、「心肺蘇生法」、「AEDの使用体験」を順番に行いました。


最後には、今回教えていただいた内容を、各グループの代表者が一連の流れを通して実践しました。代表者は消防署の方のサポートも受けながら、全員、最後までやり切ることができました。代表者以外の参加者にとっても、学んだ内容を改めて確認する時間となりました。
カルタ選手権
午後はカルタ選手権を行いました。
カルタ選手権を行った理由は、日本の文化に触れていただく一環として、日本人がお正月に遊ぶカルタを外国人の皆さんに体験いただこうと思い、カルタ選手権を企画、実施しました。
カルタは外国人の方向けにやさしい日本語と可愛らしいイラストが特徴的な日本生活・語学支援機構様の「にほんカルタ」を使用しました。

カルタ選手権は予選・決勝の2試合形式で行いました。
まず、くじを使いグループ分けを行い、今回初めてカルタに参加される方もいたため、カルタのルール説明を行いました。
外国人の皆さんは「取り手」、「読み手」は塩川が行う内容で進行しました。
ルール説明後は10枚程、カルタの練習を行いました。皆さん練習の時から集中し、優勝に向けて入念な準備を行っていました!
練習後は先ほど分かれたグループで予選を行いました。
予選は4つのグループに分かれて行いました。皆さん練習のとき以上に集中していました。取り札の中には、絵札に書いている文字と読み手の一文字目が違う札もあり、間違えてしまう方もいたりなど、国籍や年齢、性別を問わず、大変盛り上がりました。
予選後は取った札の枚数を数え、結果発表を行いました。
中には10枚以上取った方もおり、決勝へ進む方向けて拍手が送られました。
決勝は、各グループの上位2名、計8名で行いました。予選を勝ち抜いた方々ということもあり、取り札に集中する真剣な表情や、札を取れた瞬間の喜ぶ姿など、予選以上に白熱した場面が多く見られました。
また、決勝戦開始前にサプライズとして、優勝者が参加していた予選グループのメンバーにもプレゼントがあることをお伝えしました。決勝進出者を一生懸命応援する姿も見られ、決勝に参加した方も参加できなかった方も、皆で楽しんでいる様子が印象的でした。
さらに、予選で惜しくも敗れた方の中から、読み手に挑戦してくれる外国人の方もいました。慣れない読み方に苦戦しながらも、一生懸命読んでくださいました。

決勝後は表彰式を行いました。
決勝戦を勝ち抜いた1位から3位の入賞者の方々と、優勝者が参加していた予選グループのメンバーに景品をお渡ししました。入賞者には富士山にちなんだ景品を、優勝者が参加していた予選グループのメンバーにはお菓子の詰め合わせをお渡ししました。
入賞者個人だけでなく、グループ全体で喜んでいる姿が印象的でした。

レクリエーションを終えて
防災勉強会は、自分や周りの人の命を守る方法を学ぶことができた良い時間になったと感じています。外国人の皆さんにとって、自分や周りの人の命を守る知識は、日本で生活していく上で非常に大切なものだと思いました。
また私は、午後に行ったカルタ選手権を担当させていただきました。
カルタ選手権の企画、運営、実施を行う中で準備の大切さを学ぶことができました。
カルタ選手権に向けて、台本の作成や読み札の練習などの準備を行い、当日のカルタ選手権を実施しました。
その結果、外国人の皆さんにとって楽しんでいただけるカルタ選手権を実施することができたと感じています。
今回のレクリエーションを振り返り、楽しんでいただけるカルタ選手権ができた要因は、準備を丁寧に行ったからだと思います。
今回の学びはレクリエーションに限らず、他の業務においても大切なことだと感じており、今後も活かしていきます。
最後に今回のレクリエーションの実施にご協力いただきました富士市消防本部 西消防署南分署の皆様に心より感謝申し上げます。
塩川 好輝

