私たちの取り組み
秋の味覚を満喫!さつま芋ほりと焼き芋作り体験をしました!~働く外国人の皆様と一緒に〜
富士山メソッドプロジェクトでは、毎月レクリエーションを実施しています。
レクリエーションは、日本で働く外国人の皆さんが、楽しみながら日本の文化を知り、地域の皆様と交流することができるようなオリジナルのプログラムを企画しています。
今回は10月13日(日)に、働く外国人の皆さんや日本語教室でお世話になっている日本語講師の先生方、スタッフの友人ご家族など、総勢38名でレクリエーションを実施することができました。
サポートスタッフの大道桂三より、当日の様子を報告させていただきます。
午前:さつま芋ほりと焼き芋作りを体験しよう!
午後:三保の松原を散策しよう!
今月のレクリエーションは、午前・午後とテーマを分けたプログラムを実施いたしました。
さつま芋ほり体験
レクリエーション当日の10月13日は、「さつま芋の日」と言われています。
さつま芋は、江戸時代に「栗(九里)より(+四里)うまい=十三里」ということで「十三里」と呼ばれ、この歴史とさつま芋の旬の時期が重なることから、1987年に10月13日がさつま芋の日として制定されたそうです。
さつま芋ほり体験は、昨年に続いて2回目の実施となります。
2回目も富士山メソッドプロジェクトのサポートスタッフの岩崎さんにご協力いただき、岩崎さんの畑で、さつま芋の日に相応しい秋晴れの中、さつま芋ほり体験を実施させていただきました。
岩崎さんが大切に育てられたさつま芋を、参加者の皆さんで協力して、さつま芋ほり体験を行いました。大量のさつま芋が収穫でき、皆さん大喜びでした。
ランチタイム
岩崎さんが「焼き芋」を作る道具をご用意いただき、収穫したばかりのさつま芋を「焼き芋」にして皆さんで食べました。皆さんで頑張って収穫したさつま芋は、想像以上に美味しかったです!
また岩崎さん、本プロジェクト相談役の米山先生より、全員分の昼食をご準備いただきました。メニューは赤飯・いなり寿司・鶏のから揚げ・卵焼きなどでした。どのメニューも大人気で、あっという間に皆さんで完食してしまいました。
三保の松原散策
午後は世界遺産に登録されている三保の松原を散策しました。
三保の松原は静岡県静岡市清水区にあります。三保の松原には松林が沢山あり、この松林が「三保松原」と呼ばれています。三保の松原の中央付近にある「羽衣の松」は天女と地元の漁師の出会いを描いた「羽衣伝説」の舞台として特に有名です。
2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉-」の名称として、世界文化遺産に登録されました。
当日も観光客の方で大変賑わっていました。
働く外国人の皆さんは、日本ならではの自然の風景がとても好きで、三保の松原の自然を背景に、沢山の写真を撮影していました。
働く外国人の皆様のご感想
- 私が行ったことのない場所に連れて行ってくれて、本当にありがとうございました。岩崎さんの畑は、ミャンマーの故郷に帰ったような気分になりました。ランチタイムでは焼き芋や他の食べ物をたくさん食べさせてくれて、とても嬉しかったです。
- みんなでさつま芋ほりと焼き芋作りができて、とても楽しかったです。また岩崎さんの畑で作っている空心菜と唐辛子とオクラも、帰りにプレゼントしてくれて、とても嬉しかったです。
- みんなで作った焼き芋や、岩崎さんと米山先生が作ってくれたお弁当がとても美味しかったです。また今度もよろしくお願いします。
- 私は日本の海に行きたかったです。日本で有名な三保の松原に行くことができて嬉しかったです。私の思い出に残りました。
レクリエーションを終えて
今月のレクリエーションは、岩崎さんの多大なご協力により、実施することができました。事前のさつま芋のご準備から、当日の段取りまで、レクリエーション開催に渡り、ご協力いただきまして、この場をお借りし改めてお礼申し上げます。
今月はさつま芋ほりや焼き芋作り体験と、日本の秋を満喫する内容でした。
日本で働く外国人の皆さんのご出身国とは異なる「四季」があります。富士山メソッドプロジェクトのレクリエーションでは、レクリエーションを通して日本の歴史・文化・自然など、働く外国人の皆さんに知ってもらうこと。そして一緒に参加している地域の方達と、働く外国人の皆さんが交流できるレクリエーションの実施を心がけています。
今月のレクリエーションも、さつま芋ほりや三保の松原散策を通して、日本の歴史・文化・自然を知っていただくこと。そしてレクリエーションに参加いただいた方達と実習生の皆さんが交流できるプログラムを実施することが、できたと感じております。
自分の暮らす地域を好きになるには、地域の魅力を自ら体験することや、地域の仲間を増やすことが欠かせないと私は思います。
今後も働く外国人の皆さんにとって、実りあるレクリエーションを継続して実施していきます。
最後になりますが、今回のご協力いただきました皆様のおかげで、働く外国人の皆さんにとって学びと楽しさのあるレクリエーションにすることができました。誠にありがとうございました。
大道 桂三